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8月に福井県でも大雨が降り、各地で被害が出ました。
被災された方々におかれましては、こころからお見舞い申し上げます。
今回特に被害の印象が強かったのは今庄地区でした。北陸自動車道や国道、鉄道等の物流の大動脈である主要道路や線路が寸断されてしまいました。これまではこのように事態に陥ると物流が完全にストップし、スーパーやコンビニでは極端に商品が不足することになっていましたが、今回は違いました。迂回路として使える道路が整備されていたことで、時間はかかるものの物流が止まることはなかったのです。
物量業者に問い合わせると158号線を使い油坂峠から白鳥・岐阜方面に抜けるルートと、北に上がり東海北陸道を利用して岐阜方面へ抜けるルートの2つを駆使して物流が止まらないようにしているということでした。また弊社ではコンテナによる輸出入も行っておりますが、158号線を利用することで関西港湾地区や中部港湾地区への往復が大きな遅れもなくできていました。
インフラ整備は産業の発展には欠かせない、と教えられてきましたが、現代は整備されすぎてなかなか実感することができないように思います。158号線から岐阜県に抜けるルートも以前は本当に必要なのか、という声もあったように思いますが、今回のような事態に直面すると、必要性を感ぜずにはいられません。
整備を進めてきた行政の方々や施工業者の方々、また滞りなく物流を支えてくださった物流業者の方々に、深く感謝申し上げたいと思う次第です。