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当社主力商品の一つ「丸福ガーゼ」は長年培った医療用包帯の編み技術を応用し作られた生地で、自社工場にて縫製、製品化されたものです。通気性に優れ、軽く、肌触りがいいという特徴があげられます。
ところが、天然繊維が多く使われ、かつ編み組織上の特徴で、生産段階で生地が縮みやすく、出来上がった製品の寸法は小さくなる傾向があります。
出来上がった製品の寸法を安定させるためには、生地の編立~裁断~縫製まで各チームのメンバーを集めて、生地の縮む原因を探り、各工程で生地の縮率を測定しました。メディカル製品製造販売チームは編立~染色までの工程作業内容を確認し、縮む原因になるものを取り除きます。企画・設計チームは生地の縮率を見据えた上、パターンと出来上がり寸法を設定します。そして、生産工場では、生地を十分に放反してから裁断・縫製を行い、設計上の寸法を出すように工夫をしています。
各関連部門の連携で、生地が縮みやすく、寸法がコントロールしにくいことを克服することができ、クオリティの高い商品を作ることができました。丸福ガーゼは生地から製品まで一貫生産しているからこそ、問題の解決に繋がったと思います。