これまでにもコンテナ不足、国際輸送の遅れを紹介していますが、相変わらずというかますますスケジュールの遅延がひどく、簡単には収まりそうもありません。各国の主要港での荷役の乱れや遅れがその原因とされています。運賃も2倍もしくはそれ以上になる場面が多く、スケジュールも予約の時点ですでに遅れていることがほとんどです。その前の航海ですでに遅れがでているからだが、遅れて出港した後も到着地に入港するまでに寄港する各主要港で遅れが出てくるので、寄港した分だけ更に遅くなる。いったいいつまでこんな状況が続くのか・・・。
各方面に問い合わせても来年の中国の春節までは続くと予想するところがほとんどです。アジアで中国発着のコンテナが多いからだろうが、他の東南アジア諸国も同時期に休みとなるところが多いので調整がしやすいのかもしれない。では遅れる原因はなんだ！と聞くと、これも同じような回答でひとたびコロナ感染者がでると一斉に検査をはじめることから、港湾での荷役に掛かる人員確保ができなくなるからだと答えが返ってくる。もう不満を通り越した諦めの言葉しか出てこないのが現実です。
ただ最近になって良い兆しが見えてきたようにも思う、最近の日本では毎日の感染者が激減している。イギリスではほとんど元の生活に戻っているとの話も聞く。近く日本やアジア各国も同じようになることを期待すると同時に、国際物流もコロナ以前の状態に戻ることを切に願ってやまない。