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要尺とは一着の商品を作るのに必要な資材の量のことです。商品アイテムによって使われる資材の量が違います、また使用される資材の種類数も全く違います。インナー類の商品に使われる資材が数種類しかありませんが、ブラジャーの場合は20~30種類の資材が使われています。
要尺を算出する時に、工場の生産ロスも含めて計算しているのですが、ロス分を見すぎると生産が終了後、残資材が無駄になります。例えば1着当たり要尺が1cm見すぎると1万枚でしたら、100mが余ってしまいます。逆にも資材が足りなくなり、生産に影響をあたり、必要な商品数量が取れなくなります。工場の生産が円滑に進められるかは資材要尺の精度が非常に大事なことです。
今年6月から現在使われている要尺の算出方法とロスの見方を検証することが取り入れられました。海外工場に送り込んだ資材は生産指図通りに商品を生産終了後に、資材が実際どれぐらい残っているかを検証しています。要尺の算出が正しいのであれば、残資材がほとんど残らないはずですが、たくさん残ると要尺ロスの見方を再検討し、算出方法も見直します。
要尺の出し方を検証することによって、生産工場が円滑な生産を確保しながら資材の無駄を省けます。また、この取り組みによって、海外工場にも資材を大事に使う意識に繋がれると思います。