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新型コロナウイルスの感染及び感染拡大が続いている中、一部の国と地域ですでに予防接種も始まりましたが、海外への人の移動が相変わらず困難です。直接海外工場に行けず、現場の状況の確認と教育指導ができない中、どのようにして工場の品質を維持し工場から不良の流出を防ぐか。また、製品検査員の教育が課題になっています。
弊社が新しく実施したのは現地検査員の検査レベルチェックです。日本で発見された不良品を10枚程厳選し、試験問題として現地に送ります。現地では、規定の検査時間内にいくつ不良箇所を見つけられるかで採点をし、検査員の検査能力をチェックします。
検査レベルチェックは単純に試験してもらうだけではなく、レベルチェックを通じて、検査員の検査レベルをアップさせ、お客様に喜んで頂ける品質の良い製品を日本に届けることが目的です。そのため、最も重要なのはレベルチェック後の3つの教育と指導です。①試験内容の解析、不良内容を説明し、正しい検査方法を指導します。②一対一指導、検査員も個人差がありますので、検査員の疑問点を回答しながら、各個人の不足部分を再指導します。③検査員がマニュアル通りに検査できているか、検査動作のチェックをします。検査手順と違う部分や、抜けがありましたら、その場で繰り返し指導します。
今回初めてこのようなテストで教育・指導を合わせて行いました。検査員の検査動作が一段と標準化され、検査員のモチベーションも高くなりました。今後も定期的に続け、検査員のレベルアップを目指します。