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マーキングは工程管理チームの主な仕事です。
資材発注時に使われている要尺は(1着製品を作るのに、どれぐらいの生地が必要か)
マーキングによって算出されています。
また、そのマーキングデータを海外工場にある自動裁断機に送り、
工場ではそのデータの指導通りに生地が裁断されています。
マーキングというのは決められた生地巾の中に、
商品を作るためのパターンを詰め入れて、どれぐらいの延反長と着取数にすれば、
一番無駄がなく、効率的な裁断ができるかを試行錯誤しながら決定し、
各工場へ裁断方法を指示する工程です。
工場では量産なので、生地の厚みによって生地を重ねる枚数が違いますが20枚積みが一般的です。
例えば、一枚で30着のマーキングで、生地を20枚積んで裁断をすると、一回で600着の裁断ができます。
また、マーキングで1cm/着縮めようとすると、上記のような一回の裁断で、生地を6mコストダウンができます。
そして、マーキングの着取数も、直接工場の裁断回数に関連しているので、
アパレルメーカーにとっては、とても重要な仕事です。
下記はショーツ後身とマチのマーキング図です。