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ニュース北陸新幹線延伸問題
BLOG2025.4.24
北陸新幹線延伸問題

北陸新幹線が福井県福井、敦賀まで延伸して一年が経過しようとしている。現在は敦賀止まりとなっておりその延伸問題が未解決のままとなっている。
新幹線が出来て、東京への出張は乗り換えが無くなり、とても便利になった。この冬に関しても、積雪の影響から一部糸魚川で臨時停止し、除雪の為の遅延はあったが、運休ということは無かった。雪に強い幹線が出来たことのメリットは大きい。一方、関西方面は敦賀で乗り換えが発生し、関西空港で海外出張する身にとっては、重いスーツケースを下げて、敦賀、大阪二度乗り換えは、大変だが慣れてしまえば、特に問題は無かった。

その中で、敦賀以降の大阪までの延伸問題が、通過する京都の反対もあり未解決のままになっている。ここにきて福井県の立場に協力的だった、石川県や富山県から解決出来ないなら、米原駅に通せという意見も出てきている。福井県の主張は県の一体的な発展の為にも、若狭小浜ルートにこだわっているが、肝心の京都から前向きな協力を貰っておらず、このままでは時間だけが経過していくのではと思う。リニア新幹線が静岡で地下水問題が起きたことも京都の反対の理由となっている。

このままでは、何年たっても解決出来なのではという考えのもとでの意見で、この際、非国民、非県民と言われそうだが軌道修正も必要ではないかと思う。新幹線開通する前は、広軌から狭軌に切り替えられるフリーゲージを車両も検討された時期がある。敦賀⇔大阪間だが、開業は50年前で、比較的新しく開通した滋賀県の琵琶湖の西側を通る湖西線がある。新しい路線の為、高架式となっているが風に弱く、天候が悪いと米原経由となり、風や雪での運休が多い。また、特急で運行するサンダーバードだが、新幹線に比べ振動、揺れも大きい。

しかし、費用と効果を考えた場合、湖西線を活用するのが良いのではないと思う。路線に壁やフードを付けて雪対策、風対策を行い、また、山間部でルートの直線化を行い、路線も徐々に改修してスピードもあげられるように出来ないかと思う。敦賀での乗り換えは無くならないが、敦賀駅が終着駅のメリットもある。このままの新幹線が延伸出来ず湖西線をそのまま使うよりは、湖西線改修に費用を掛けた方が現実的な選択では無いかと提案したい。