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ニュース中国のネット販売
BLOG2013.3.21
中国のネット販売

中国でのネット販売は近年急速に売上げを伸ばしている。2011年の中国のネット通販の取引額は約7735億6000万元、15年には、2兆5510億元を超えると予想されている。しかし、次第に競争も激しくなり、また、商品の品質トラブルも多く、一時期は、急速に売上げを伸ばした会社があっても、勢いを失いいつの間にか消えていく企業も多い。日本より競争が激しいし、また、市場の可能性も広いが、成功は一握りしかないと思う。

 

 

 

中国のネット販売モールの市場では現在、 天猫(Tmall:12年1月に タオバオモールから名称変更)が50%強のシェアで圧倒的な地位にあり、これを17.2%の 京東商城が追っている。 天猫は日本における 楽天市場のような存在で、本社は、 浙江省杭州にある。残念だが日本の楽天は中国に参入したが現在は休止状態になっている。

 

さて、今回の出張では、今年7月にスタートするネット販売の拠点となる事務所予定地を見る為、久し振りに杭州を訪れた。そこは、先に触れた 「タオバオ」本社から目と鼻の先、子会社ティナーからも車で一時間程度の場所で、入居している企業は、ネット関連のインキュベートした企業ばかりある。ほとんどの会社が 「科技」の名称を付けており、その名称を付けると地元政府から家賃に補助がでるようだ。ビルのオーナーはティナーと同じ地元の人であり、家賃は1.6元/㎡日。そこで働く人たちは皆若く、まさに中国のネット市場に集まる人材の渦の中に入った印象だった。隣には一日1000㎏のお茶の葉をネットで販売する会社がある。

 

中国のネット販売の牙城 「タオバオ」、折角なので本社を写真に収めることにした。この掲載の写真を見て、どの様な印象を持たれるか興味深い。