暑かった夏もようやく朝晩涼しくなり、この頃はメッキリ日が暮れるのが早くなったように思います。

そうなると、蟹の解禁まで一ヶ月あまり、冬に向けて、日本海の海の幸がますます美味しくなってきます。

しかし、越前蟹は有名でも、意外と知られていないのは、年間を通して獲れる福井のイカではないかと思います。越前海岸では、ほとんど全ての種類のイカが取れます。

夏場に獲れるアカイカの活きたものをそのまま刺身にする「活イカ」の美味しさは絶品だと思います。ただ、活きたままを生け簀に保管するのは他の魚や貝類より難しく、運が悪く時化が続くと出せないこともあるようです。

海の幸を食するのは、鮮度が一番、海外から冷凍物が入荷し珍しくない「甘エビ」も獲れたばかりの物を頂くと“違い”は直ぐに分かります。ブランドの「越前ガニ」も朝、漁から戻った活きたままの蟹をその日のうちに茹で上げて食べるから美味しいので、越前海岸の蟹の猟場は近くにある為、前の夜出かけた船が翌朝持ち帰ることが出来るので有名になっています。

関西や中京方面の人なら一度は来られた方が多いと思いますが、オールシーズン越前海岸に来られれば、何がしか新鮮な魚介類を食することが出来ると思います。