肌悩みを抱える男性へ
想いやりのある
メンズ下着を世の中に広めたい・・・
この様なコンセプトのもと、この度、当社では5月20日より
Ready For(レディフォー) https://readyfor.jp/projects/marufuku にて、
クラウドファンディングを始めた。無農薬で栽培した環境に配慮したオーガニックの綿花を使い、肌当たりに優しいインナーに仕上げ、布帛のトランクス派の方にも違和感なく着用出来、さらにニットのブリーフ派の方にも、フィット感を維持しながらムレない履き心地を提供できる商品となっている。Tシャツタイプの上物のインナーも同時に発売したが、特に肌の弱い方向けにうってつけの商品となっている。
さらに、生産に関しては、生地の編立を弊社の福井市の本社にあるメディカル製品製造販売チームにて、また、染色加工は福井県鯖江市の工場で、さらに、最終製品化の縫製は福井県大野市にある子会社マックスで生産している。その為、製造は全てオール越前(福井県)となっている。この商品を起爆剤に、丸福という生地が今治タオルのような、ふるさと特産品に成長すれば、さらに、衰退化する国内繊維産業の生き残りに貢献出来ればと思い、この度クラウドファンディングを始めさせて頂いた。
今回のオーガニックコットンを使っての商品化に関しては、かねてから市場からの要望もあり、技術的な問題でいくつかのハードルを乗り越えたものとなっている。
この商品の技術的なベースは、当社のメディカル製品製造チームでの伸縮包帯の生産が基盤となっている。しかし、包帯での使用素材はポリエステル100%の紡績糸で比較的に編み易い素材となっている。また、以前より販売を開始した丸福ガーゼについては、綿モダール糸(綿とレーヨンの混紡糸)を使用し、綿100%の糸に比較し、安定して編み易い糸となっている。しかし、綿100%の紡績糸は天然繊維であり品質が安定せず、途中糸切れが発生しやすく、キズが発生し販売できる品質を保つのが困難だった。また、綿糸を使用した生地を染色加工すると固くなり、綿モダールのような柔らかい肌触りが表現できず、市場に出せる商品とはならなかった。
今回、長年の懸案のトリコット編機に耐えうる、オーガニックの綿糸に出会えたこと、加工場の協力で綿モダールに匹敵できる柔らかい風合いに仕上げることが出来たことで、商品化に漕ぎ着けることが出来た。
従来の綿モダール糸を使った『丸福ガーゼ』も、市場からの支持を得て年々販売も増加してきている。今回の商品との違いだが、速乾性のある素材と綿100%の風合いとの違いで、商品の優劣は付けがたく、それぞれの好みの問題だと思っている。是非、Tセレクトで先染めの綿モダールの商品を先に販売しているので試していってほしい。
メンズの肌着の世界で、レディースも含め、この素材を使った商品が、特産品として一定の市場を確保できることを願っている。