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ニュース海外工場とのリモートワーク
BLOG2020.9.17
海外工場とのリモートワーク

コロナウィルスの影響で、今年の2月より海外への出張は出来なくなっている。中国の子会社の方へは1月20日に工場長と一緒に春節休みで日本に戻った後は中国との行き来が出来ずにいる。工場の方は2月後半再開したが、日本人の駐在はゼロの状態が続いている。

また、カンボジアの工場の方も2月から行き来が出来なくなり、総経理で工場長の幹部も出張が出来なくなっている。現地には、日本人が3人、中国人が5人いるが、そのままプノンペンにくぎ付けとなってしまった。

これまでの様に、毎月交互に中国とカンボジアを4~5日程度訪問していたのが出来なくなり、代わりにリモートでの打ち合わせが増えた。

主なリモートでの会議だが、生産、品質に関する打ち合わせをそれぞれ月二回、中国の方は偶数月に決算に関する董事会と奇数月に中国人総経理と通訳を入れての二人での打ち合わせを行っていて、四半期に開催する当社の取締役会には、中国人の総経理が執行役員として参加して貰っている。彼女との細かい相談事はWeChatを活用している。また、カンボジアの方は担当者を入れての月次に関する打ち合わせを行い、非定期だが、工場の進捗を確認する生産会議とは別に生産上の諸問題を打ち合わせる会議を担当者を交えて行うようにしている。また、カンボジア工場の幹部には、毎週月曜に監督職以上が集まって行う30分程度の全社ミーティングに参加して貰うようにしている。

コロナウィルス問題でリモートの活用が増えたが、当社では以前より海外や東京のやり取りの為、テレビ会議の導入は進めてきた。しかし、定例的に社員も巻き込んで打ち合わせをする会議は少なかった。今回のコロナウィルスのことで一気に整備されるようになった。

それまでは、出張ベースで打ち合わせていたことが、関係者を集めての会議により、情報の社内共有化についてはかなり進歩したと思う。現在、中国には日本人の駐在はいないがなんとか運営が出来ている。日本人に代って工場長に昇格した現地スタッフを含め、お互いの複数の担当者が面としてのコミュニケーションするように改善した。カンボジアについても、決算や工場管理についてオーソライズした確認の場が出来、出張の時より収益管理について改善が出来た。

はるかに遠い外国とのコミュニケーションだが、リモートワークの活用で、定例化したWeb会議によりコロナ以前より進歩できたのではないと思っている。読者の方の参考になれば幸いだ。