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ニュースアジアサッカー選手権
BLOG2019.1.29
アジアサッカー選手権

 今回も海外出張中に書くことをお許し願いたい。2019年中国の旧正月が2月5日になるため、1月29日が仕事納めとなっている。30日は午前中に「終奨式」という恒例の行事を行う。社員がお祭りのように準備し盛大なセレモニーとなっている。私自身は中国の会社の董事長(会長)として、毎回この時期に来るようにし、中国語の歌も一曲ずつ覚えて、披露するようにしている。

 そのような出張中だが、昨夜は中国のCCTV5チャンネルで、日本とイランの準決勝の試合を見る事が出来た。中国でもサッカー熱は盛んで国内リーグや欧州選手権の放送があり、日本では考えられないが、今回のアジアサッカー選手権の試合も予選から自国以外の対戦を含めて放映されている。

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 さて、今回は日本から遠いUAEでの開催だが、昨日のイラン戦、さらにベトナムやサウジアラビアの試合でも、圧倒的に対戦相手の国のサポーターの数が多かった。隣国のサウジやイランからのサポーターが大挙駆け付けるのは仕方がないが、ベトナムからの応援団の多さには驚いた。ベトナムに関してはサッカー新興国としての熱気を感じられた方も多かったのではないか。それだけ今のベトナムはサッカー熱が盛んなのだろう。他の国々のサッカー熱の高まりは、昨年のロシアで開催されたワールドカップでの、遠いアフリカや南米からの応援サポーターの多さでも感じさせられる。

 中国だけでなく、世界中の国々でサッカーは最もメジャーなスポーツになっている。また、年ごとにアジア各国のレベルも上がっており、イランも欧州で活躍しているメンバーが主力になっている。その中での気候も違うアウェーの状態で日本の活躍は称賛されるものだと誇りに感じた。

 また、今回は試合後の対戦国の監督や選手の談話や試合中の相手国のサポーターの様子を見ていると、不思議だが戦ったベトナムの選手や応援団、イランの選手や応援団に好感を持てた。イラン戦では最後に残念なラフプレーもあったが、本人も試合後の談話で恥ずかしいと言っているようで、これからイランを代表するハンサムな選手として成長して貰えればと思っているし、監督が良かったのか、他の選手で嫌な思いをする選手は少なかった。

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 かつての試合を見ていると、負けた場合自国選手に対するサポーターからのバッシングや相手国に対するいやがらせ等が目に付くこともあり、後味の悪い印象を持つこともあったが、今回は不思議とそのようなものが少なく感じる。その事がイランやベトナムに好感を持てた原因かもしれない。また、イランの控え選手やコーチ陣、サポーターの表情が戦況に合わせて映し出されたが、怒りではなく本当に悲しげな表情に思わず同情したのかもしれない。

 世界的なサッカーブームになっているが、アジアの試合でこの様な光景が見られることは本当に好ましい。是非この様な大会が韓国や中国で開催されても、また、南米やアフリカでもスポーツとしてマナーが高まればと思う。但し、今回のブログの内容は、テレビの解説が全く分からず、中国語コメントも理解出来ないテレビ観戦での感想だが。