平昌オリンピックが終了して、一ヶ月経とうとしているが、大変な感動をさせて貰った選手たちに感謝の気持ちを込めてブログを書かせて貰っている。
今回のオリンピックで活躍した日本人選手は沢山あり全てを伝えることは出来ないが、MVPはフィギアスケート男子シングルの羽生結弦選手と、女子スピードスケートの小平奈緒選手だと思う。
羽生選手の演技だが、ショートプログラムはカンボジア出張中で中継を見ることが出来なかった。また、フリーの演技だが、中継の日は自宅にいたが、代わりに家内に見て貰い結果を報告して貰うようにした。
どうも、体操等、演技をする種目は、失敗するのではないかとドキドキし、生中継を見るのが苦手である。かつて応援していた浅田真央選手のこともあり、それからは結果が分かってから見るようにしている。
羽生選手については、大会前に大けがをし、その後の報道が無かったこともあり、復活出来るのか半信半疑の状態だった。前回のソチオリンピックでは、金メダルを取ったが、ライバルの失敗に助けられた面があったが、今回は世界でナンバーワンであることを証明した、現状で出来る最高の演技が今回は出来たと思う。彼の精神力に敬意を表したい。
さて、もう一人のヒロインは小平選手だと思う。彼女の優勝した後の振る舞いには、本当に感動した。ライバルの韓国の李選手の元に駆け寄って抱き留めた姿は、日本人として大変誇らしく思えた。日本と韓国の関係だが何かとすれ違う事が多い中で、あの現場を見た韓国の国民の印象はどの様なのか分かりかねるが、大人の振る舞いをしてくれたことを感謝している。日韓親善への貢献はMVPものだと思う。
それと、もう一つ感動を与えたのは、女子カーリングチームのLS北見のメンバーだった。彼女たちが北見の故郷に凱旋した時の、北見市民の歓迎ぶりには、思わず涙腺が緩んでしまった。どれだけ市民に勇気を与えたか、努力することの大切さを教えて貰ったと思う。そして、市民に与えた希望と功績は計り知れない。
その他、スキージャンプの高梨沙羅選手の二回目の終了後の思わず緊張から解放された表情など、人知れず大変な努力をしている選手達の姿は、テレビの画面を通しても伝わってくる。重圧に苦しんでいたことがそのまま伝わったと思う。
今回のオリンピックは、選手の努力と並びにそれを支えたスタッフの科学的なサポートの結果であるとともに、日本人が世界で活躍する民族にマインドも成長したと実感させる出来事だった。